ダイエットには、満腹感よりも満足感! 脳に「お腹いっぱい」と思わせる方法は?

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「お腹がいっぱいになった」という感覚は、実際に胃がいっぱいになることよりも、「満足感」が大きいことが知られています。

このことを研究するため、消費者心理・食品心理学・食行動学の専門家であるコーネル大学のブライアン ワンシンク博士は、被験者を2つのグループに分け、ビュッフェに招待しました。

1つめのグループには、最初に野菜類を食べるようにコースを設定。普通サイズのお皿でビュッフェを楽しんだあと、最後に脂肪分の多いパスタを食べてもらいました。

2つめのグループには、大きめのお皿を準備。そして最初にパスタを食べ、最後に野菜を食べさせました。

食事は野菜類から食べたほうが脂肪になりにくいことがわかっていますが、ビュッフェなどでは、人は最初に目にしたものに行動が左右されます。ワンシンク博士の予測どおり、2つめのグループは、1つめのグループよりも重量換算で1.5倍、カロリーにして一人当たり約600カロリー以上も多く食べていました。また、炭水化物などの糖質をいきなり食べると血糖値が急上昇。その後血糖値は急落するため、また糖質をたっぷり含む食べ物が欲しくなるという悪循環に陥ってしまいます。

そして、2つめのグループの多くの被験者は、大きなお皿だったことは知っていても、「それにいっぱい盛っていたわけではなかったから、そんなに食べていないと思った」とコメント。もともとのお皿が大きかった場合、量はわかりにくくなってしまうもののようです。

以上から、「満足感」を満たし、ダイエットのためには、

・最初に炭水化物を食べない(見ない)
・お皿は小さめに

という2つのポイントが必須。食べる量をとにかく調整しようとするよりも、“脳”に、“満足するくらい食べた”と思わせることが大切なのですね。