不眠、寝起きが悪い、疲れやすい、うつ…原因は「隠れ鉄分不足」かも!

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健康診断や血液検査で、ヘモグロビンの値は正常範囲なのに、実は「鉄分不足」…という“隠れ鉄分不足”の女性が増えているそうです。

鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンを構成するための材料。鉄が何らかの原因で少なくなると、ヘモグロビンを作ることができなくなり、その結果赤血球が作れなくなります。この状態を鉄欠乏性貧血といい、動悸やめまい、頭痛、疲労感という症状があらわれてきます。

では、ヘモグロビンの値が正常な“隠れ鉄不足”とは?

これは、肝臓に蓄えられている貯蔵鉄である「フェリチン」が不足している状態のこと。実は、本人も知らないうちにフェリチン不足に陥っている人は、かなりいるそうです。

■「フェリチン」が不足すると…

ヘモグロビンの鉄には、酸素を運ぶという生命の維持に不可欠な役割があるため、体内に入った鉄は、フェリチンよりもヘモグロビンに優先して回されます。そして、ヘモグロビンとして血液の中で働かない鉄分は、肝臓、脾臓、骨髄、心臓、腎臓、筋肉など体の中のさまざまな場所に保管されています。

ヘモグロビンが不足すると、前述した貧血の症状があらわれますが、フェリチンが不足していると、肌が新しい細胞になかなか入れ替わらなかったり、病原菌から体を守る免疫細胞の数が減ってしまったり、脳の働きに欠かせないセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が不足してしまったりするのだそうです(NHK「ためしてガッテン」より)。

また、疲れやすい、根気が続かない、うつが治らないといった症状が続く場合、フェリチン不足の可能性があります。

■フェリチン不足かどうかを調べるには

内科や婦人科などで、調べてもらうことができるようです。また、簡単な目安としては、下のまぶたの裏が白っぽいと、フェリチンがぎりぎりか、あるいは不足気味かもしれません。

■効果的な鉄分摂取のためには

鉄分は、赤身肉やレバー、マグロなどの肉類・魚介類、ひじきやホウレンソウなど野菜・海藻類に含まれています。ただし、ひじきやホウレンソウなど野菜・海藻類に含まれる鉄分は、肉類・魚介類に含まれる鉄分に比べ、吸収率が低くなる傾向があるそうです。
それを防ぐために効果的なのが、鉄分とともにビタミンCをとること。ビタミンCの還元作用により、鉄が、体内で吸収されやすい状態に変わります。鉄分を摂取するときは、是非レモンやキウイフルーツなど、ビタミンCが豊富な食材にも意識を向けましょう。