小中学生の間で「小児うつ」が増えている! 「友達できた?」の質問は危険?

N866_kokubantokabin500「うつ」になる人が増加傾向にある現代、子どもたちの間でも「うつ」が増加しているのだそうです。

小学生の約8%、中学生の約23%が抑うつ傾向にあるという調査も。とりわけ春は、“新しい人間関係を無理やり作る”ということで、小中学生の間で小児うつが増加。問題になっているようです。

小学校にあがれば、大人はすぐに「友達できた?」などと聞いてしまいがち。でも、小児うつになる子どもの特徴は、「友達を多く作らなきゃ」という強迫観念があることだそうです。「友達がいないと心配」という大人の気持ちが子供に伝わり、「友達がいない=優秀でない」と感じてしまいます。

「ホンマでっか!?TV」の心理学専門家・植木先生は、

「学校生活で、大切な友や夢中になる物が1つ見つかれば良いという考えもある」
「友達は必要ない、嫌なら無理に付き合わないという考えがあっても良い」

といいます。まずは子供の心を追い詰めるのではなく、楽にさせてあげることから、ということ。

ちなみに、心理学的に「友達」の定義は、本人の前で号泣出来るかどうか。本人の前で悩みを打ち明けて泣くことができれば、心の距離が近い証拠だそうです。

■子供の「うつ」サイン

大人は気分が落ち込んだり、やる気が起きなくなったりという症状があらわれますが、子供の場合、一つの目安は、イライラで表現することがよくあるということ。

●行動にあらわれるサイン
落ち着きなく動き回る
何をするのも遅くなる
話さなくなる
面倒くさがる
集中できない
睡眠不足になったり悪夢をみたりする/あるいは起きられなくなる
自分を責め、拒絶されているという感情や、愛されていないという感情を抱く

最近は、「言葉による暴力」が子どもの成長に悪影響を与えるという研究結果が出され、「叱らない教育」が見直されてきています。子供の行動について、「思春期だから」「怠けているだけ」という一言で片付けず、まずは家庭での様子を見守り、追い詰めないようにしてあげることが大切です。