夜、1回でもトイレに行く人は「心臓からの危険信号」?  夜間頻尿で「隠れ心不全」4000万人

ドア
お茶など利尿作用の強い水分や、アルコールなどを寝る前に飲み過ぎると、一旦寝ても「トイレのため」に目が覚めることがあります。でも実は、「夜間に排尿のために1回以上起きる」のは“夜間頻尿”のサイン。そして、“夜間頻尿”が続くようなら、もしかして心臓機能が弱っているかもしれません。

■トイレの回数 何回が「普通」?

NHK「ためしてガッテン」で紹介されていたところによると、“夜間頻尿”は心臓機能の低下かも!

通常、寝ている時は、「抗利尿ホルモン」が分泌されるため、尿意はもよおさないもの。
人がトイレへ行く回数は、日中では5~7回、寝ている間は0回が正常と言われています。それ以上トイレに行き、日常生活に支障をきたしている状態は「頻尿(夜間頻尿)」。

そして、危ないのは「夜だけ頻尿」の場合だそうです。

■「夜だけ頻尿」は心臓に原因が!?

心臓のポンプ機能が低下してしまっていると、昼間立って過ごしている間、血液が心臓に戻りづらく、下半身のむくみが生じやすくなります。

そして夜、横になると下半身から心臓に血液が戻ってきたとき、心臓では機能が低下しているため、血液がたくさん来ても処理できません。そこで、血液を減らすために頻尿になるというわけです。尿はもともと血液なのです。

この状態が「隠れ心不全」の状態です。NHKによると、なんと「隠れ心不全」の推定患者数は、4000万人!

睡眠時無呼吸症候群で「夜だけ頻尿」に

夜だけ頻尿の原因は、そのほか「睡眠時無呼吸症候群」があります。

睡眠中の無呼吸で、胸腔の内の気圧が下がります。気圧が下がることで、心臓がふくらみ、血液が心臓に流れ込みます。処理しきれなかった分は尿に、というわけで頻尿に。

■寝る前に飲む水を控える

夜寝る前、水を飲むのは控えた方がよいことも。といっても、のどの渇きを判断できにくいお年寄りなどは、むやみやたらと水分を減らすのはNG。

■脚のむくみはその日のうちに

昼間の脚のむくみ。脚にたまっていた水分が、夜、心臓に戻って夜間頻尿の原因にもなってしまいます。その日のむくみはその日のうちに解消。夕方や寝る3~4時間前、ウォーキングやむくみをとるべくマッサージをしたりするのも効果的です。足を上げてふくらはぎをパンパンたたく体操がお手軽です。