うつ病患者 もっとも多いのは神奈川県で10万人、患者率が少ないのは大阪府

うつ

都道府県による行事や習慣、言葉の違いは、他の地域の人にしてみれば興味深いもの。なかには、「寿命が長い地域」といった調査から、食生活の分析がおこなわれるなど、研究対象となることも多い。

一方で、“都道府県を主体”にした「都道府県別統計とランキングでみる県民性」というサイトがある。そこでは都道府県ベスト&ワーストが紹介されており、例えば、北海道が全国で1位なものは「バター消費量」「森林面積」といったものから、「小中学生のネット利用時間率(2013年)」と、“雪国で家のなかにいることが多いから…?”など、「ごもっとも」と思わせるものもあり、興味深い。

単位人口あたりの数値で比較したデータもある。厚生労働省の「患者調査」(2008年)を元に、人口10万人当たりの総患者数をランキング化した統計によると、健康・病気面での「うつ病患者数」 1位は北海道。以下、鳥取県、島根県と続く。ちなみに47位は岡山県、46位は大阪府、45位は富山県。

ところが2011年の「患者調査」では、1位は福岡県。これに、岡山県、熊本県が続く。2008年の調査結果時には、“北海道は寒いから”などという説もあったが、2011年には暖かい九州の福岡県がトップに。また、岡山県は2008年には低い割合だったのに対し、2011年にはトップ3に急浮上している。そして、2011年の47位は茨城県、46位は埼玉県、45位は大阪府。なお、総患者数では神奈川県が10.1万人と最も多く、2位は東京都(8.5万人)、3位福岡県(7.0万人)。

その年により、都道府県にばらつきがあるが、2008年にも2011年にも共通しているのはうつ病の患者数が少ない都道府県3にランクインしている大阪府。うつの人が少ないのか、病院に行かないだけなのか――。

もちろん、高齢者の割合や、各都道府県にある病院の数とも関連があることから、一概に「○○の人は○○になりにくい(なりやすい)」などということはできないが、データからさまざまなことが読み取れる。